韓国の歴史ドラマと現代ドラマ
韓国の歴史ドラマ:朱蒙、海神、ソドンヨ、ファン・ジニ、商道などにはまりました。あらすじ、感想、時代背景、ドラマ資料などなど。
2009'04.12 (Sun)
ファン・ジニあらすじ
第24話 /最終回「永遠の舞」
6か月後に女楽の行首(ヘンス)の座を賭けて競演することになったミョンウォルとプヨン。メヒャンは2人それぞれが思う最高の舞を披露するよう命じていた。プヨンはさまざまな舞を習って新たな舞を作りだそうと各地の教坊を回る。
一方、万人に感銘を与えられる舞こそが最高の舞だと考えたミョンウォルは、庶民の集まる市場で舞を披露する。すぐに人だかりができるが、通りがかった高名な学者ソ・ギョンドクに、見るに値しないとののしられてしまう。教坊に戻ってあることに気づいたミョンウォルは、地味な服装で再び市場へ出かけ、仮面で顔を隠して舞ってみる。すると、今度は誰も見向きもせず、ミョンウォルはぼう然とする。化粧や豪華な衣装がなくとも多くの人の心を打つ真の舞い手になることを望むミョンウォルは、「競演までには必ず戻る」と手紙を残して教坊から姿を消す。
家で降る雨を眺めていたソ・ギョンドクの前に、ミョンウォルが現れる。
第23話 「天下の名妓」
ミョンウォルをあきらめきれずに、彼女の冷たい態度に傷つき苦しむキム・ジョンハン。ミョンウォルが2人の子どもを身ごもっていることを隠していたと知って、我慢できずに彼女のもとへ。寺から出てきたミョンウォルを見つけると、腕をつかんで「妓夫(ぎふ)になればよいのか」と詰め寄る。ところがキム・ジョンハンの手を振り払おうとしたミョンウォルが、その弾みで階段から転げ落ちてしまう。キム・ジョンハンはあわててミョンウォルを教坊へ運ぶが・・・。
タンシムは我が子に遠くからでも父の顔を見せてやりたいと考え、トクパルに案内を頼んでピョクケスの屋敷へ向かう。
女楽の妓生(キーセン)としてさらに名声が上がったミョンウォルは、王や両班(ヤンバン)たちの宴(うたげ)にひっぱりだこの忙しい日々を送っていた。一方、そんな状況にプヨンはミョンウォルと競争する意欲も消え、荒れていくばかり。童妓の指導もせずに酒で気を紛らわせていた。
第22話 「命のゆくえ」
キム・ジョンハンの処刑の日。王はキム・ジョンハンが孤独な死を遂げるよう、同日に盛大な宴(うたげ)を開催し、誰も刑場にいかないようにしていた。ミョンウォルは捕まるのを承知のうえで、妓生(キーセン)として宴(うたげ)で舞いながら死にたいと願い入れ、メヒャンは自分の死も覚悟で承諾する。
宴(うたげ)が始まろうとするころ、王の心は乱れていた。キム・ジョンハンを信頼していた王は、罪を許して再登用する機会も与えたのに、彼は妓生であるミョンウォルを守ることを選んだのだ。王がキム・ジョンハンに辛い死の場を与えたのは、彼を失いたくないという強い思いを裏切られたがためだった。そんな王の気持ちを察し、ピョクケスは宴(うたげ)の中止を勧めるが、王は聞き入れずに宴(うたげ)は決行される。やがて妓生たちの舞が始まり、ミョンウォルが王の前に姿を現す・・・。
一方、刑場ではキム・ジョンハンの刑が執行されようとしていた。
第21話 「裁かれる愛」
隠れ家で兵が待ち構えていると知ったキム・ジョンハンは、なにも知らずに家に帰ってきたミョンウォルを守るため、自ら姿を現し兵に捕らえられる。それに気づいたミョンウォルはキム・ジョンハンのもとへ駆け寄ろうとするが、どこからともなく現れたムミョンが止め、林に隠れさせる。それを見届けたキム・ジョンハンは連行されていく。
キム・ジョンハンが内緒で作らせていたコムンゴを受け取ったミョンウォル。当然死罪になるであろう彼と一緒に死ぬため都に行くと、ムミョンの止める言葉にも耳を貸さない。都についたミョンウォルはムミョンに頼んで身を隠す場所を用意してもらう。死ぬ前に、キム・ジョンハンだけでも救う方法を考えようと思い直していた。
キム・ジョンハンを捕らえたと聞いた王は、自分を裏切った部下に自ら死で償わせてやると、すぐに詮(せん)議の場を設けるよう命じる。
第20話 「隠れ里」
ペンムの死を受け入れられずに廃人同然となったミョンウォルが、師匠の後を追って崖(がけ)から身を投げようとしたところを救ったキム・ジョンハン。ミョンウォルを癒やしてやりたいと、2人で松都(ソンド)から姿を消して3年が経つ。
松都教坊ではチュソンが行首(ヘンス)、エンムが教育係になり、母ヒョングムはミョンウォルが愛する人と幸せに暮らしていることを願っていた。しかし、執念深くずっと2人の行方を追っているピョクケスは、必ずや捕まえて重罰に処すと決めていた。そして王もまた、信頼できる唯一の部下だったキム・ジョンハンの裏切りに心を痛め、彼を許せずにいる。
ミョンウォルとキム・ジョンハンは、山間のある小さな村でひっそりと暮らしていた。貧しくとも穏やかなふたりの生活に満足するキム・ジョンハン。ミョンウォルも今のままで幸せだと言うが、心の奥から湧き上ってくる芸への情熱を捨てきれずにいた。
第19話 「途切れた心」
ミョンウォルとプヨンが王の前で舞を披露する日がやってくる。メヒャンは2人のうち、王が選んだ方に女楽の行首(ヘンス)の座を譲ると宣言する。だが、松都(ソンド)教坊の先輩妓生(キーセン)チュソンは、いまだにペンムの死から立ち直れずにいるミョンウォルを宴(うたげ)に出しても大丈夫か心配する。クムチュンは亡きペンムのためにも最高の舞で女楽の行首になれとミョンウォルを励ます。
王宮の敷居の前にやってきたミョンウォルは、かつて同じ場所でペンムから言われた言葉を思い出し、動けなくなってしまう。そんな彼女に気づいたメヒャンが声をかける。
宴(うたげ)が始まり、まずはプヨンが鳴鼓舞(ミョンゴム)を披露。だが踊りだした彼女の舞は、メヒャンの鳴鼓舞の舞譜とは違っていた。当然メヒャンもすぐにそのことに気づく。続いて今度はミョンウォルの「鶴の舞」の番になるが・・・。
第18話 「空白の舞譜(まいふ)」
王の許可まで得たのにミョンウォルを側室にすることに失敗しておもしろくないピョクケスは、妓生(キーセン)たちの舞を途中で止めて酌をさせる。大切な舞を侮辱されたペンムは、怒りを抑えきれずにピョクケスの卓をひっくり返してしまい、その場で捕らえられ投獄される。
ペンムは生涯を捧げた舞をミョンウォルに否定され、共に舞を作ることさえ拒絶された後で、冷静ではいられなくなっていたのだ。日ごろから感情をあらわにするのは妓生失格だと弟子たちに言い聞かせてきたペンムは、自ら教えに背いたことを恥じ、処罰を受ける覚悟を決める。
ヒョングムはペンムを救うためにメヒャンの力を借りようと都へ使いを出す。妓生たちは次々とピョクケスに哀願に行くが効果はない。タンシムも意を決して、彼の子を宿していることを告げるが、自分の子という証拠はないと冷たく追い返される。そして今度はミョンウォルがピョクケスのもとに現れる・・・。
第17話 愛の調べ
キム・ジョンハンへの思いを断ち切るために妓夫を持つ決意をしたミョンウォル。相手に選ばれたムミョンは、ミョンウォルの胸の内を見抜き、自らを傷つけるために自分を利用するなと彼女を突き放す。
ミョンウォルはペンムと「鶴の舞」の練習を始めるが、気持ちが乱れて舞に集中できない。一方、都ではプヨンがメヒャンに「鳴鼓舞(ミョンゴム:太鼓の舞)」を習い始める。
タンシムに思いを寄せるトクパルは妓夫になると申し出るが、タンシムは好きな人の子を宿しているから妓夫は必要ないのだと告げる。
ミョンウォルは両班(ヤンバン)たちの宴(うたげ)に呼ばれ、オムスと一緒に演奏を始める。すると客のひとりが、ミョンウォルの顔に見覚えがあると言い出す。
都のプヨンはピョクケスに、彼がミョンウォルを手に入れられるよう、自分が松都(ソンド)に行ってキム・ジョンハンの心を奪うと約束する。もちろんプヨンは見返りを求めていた
第16話 「愛の調べ」
キム・ジョンハンへの思いを断ち切るために妓夫を持つ決意をしたミョンウォル。相手に選ばれたムミョンは、ミョンウォルの胸の内を見抜き、自らを傷つけるために自分を利用するなと彼女を突き放す。
ミョンウォルはペンムと「鶴の舞」の練習を始めるが、気持ちが乱れて舞に集中できない。一方、都ではプヨンがメヒャンに「鳴鼓舞(ミョンゴム:太鼓の舞)」を習い始める。
タンシムに思いを寄せるトクパルは妓夫になると申し出るが、タンシムは好きな人の子を宿しているから妓夫は必要ないのだと告げる。
ミョンウォルは両班(ヤンバン)たちの宴(うたげ)に呼ばれ、オムスと一緒に演奏を始める。すると客のひとりが、ミョンウォルの顔に見覚えがあると言い出す。
都のプヨンはピョクケスに、彼がミョンウォルを手に入れられるよう、自分が松都(ソンド)に行ってキム・ジョンハンの心を奪うと約束する。もちろんプヨンは見返りを求めていた。
※韓国の言葉では語頭にくる音は濁音にしないという約束ごとがあります
(例:フルネームは「ファン・ジニ」→名前のみ呼ぶときは「チニ」)。当HP上では発音に準じて表記いたします。
第15話 渡し舟
ミョンウォルの心を奪う方法を彼女の母ヒョングムから教わり実行したピョクケス。偶然を装ってミョンウォルにコムンゴの演奏を聞かせた後、気高い雰囲気で馬に乗ってその場を去ろうとする。だが予想に反し、追ってくるどころか帰ろうとするミョンウォルにあわてたピョクケスは・・・。
キム・ジョンハンは、ミョンウォルにかなわぬ夢を見させないでくれというペンムの言葉に納得し、ミョンウォルのことを忘れるために松都(ソンド)を離れることに。キム・ジョンハンが都へたったと知ったミョンウォルは、ひとり馬を駆って後を追う。途中でピョクケスの手下に連れ去られそうになるが、駆けつけたムミョンに助けられ、ミョンウォルは川の渡し場に到着する。だがキム・ジョンハンの乗った舟はすでに岸を離れていた。
ピョクケスがミョンウォルを傷つけようとしたと知ったペンムは、ピョクケスの屋敷へ乗り込んでいく。一方、タンシムは気分が優れずにいた。
第14話 偽りの音色
ミョンウォルはペンムとの勝負を賭け、「剣の舞」をプヨンたち女楽と披露する。ところがプヨンたちが突然途中でミョンウォルを残して舞を終えてしまう。ぼう然とするミョンウォルだが、すぐにひとりで舞い始め、キム・ジョンハンの姿を前に、ウノの前で舞ったときの気持ちを思い出していく。見事な舞に皆が賞賛するが、キム・ジョンハンは違っていた。群舞で競うはずの場を、争いの場に変えてしまった妓生(キーセン)たちの罪をとがめ、宴(うたげ)を中止する。さっそく裁きの場に呼び出されるミョンウォル、プヨン、ペンム、メヒャンの4人。だがプヨンは、ミョンウォルがひとりで注目を浴びるために、前日の舞の変更に従わなかったのだとウソをつく。
その夜ミョンウォルは、キム・ジョンハンがウノのことを知っていたのはペンムが話したからだとプヨンに聞かされ、問いただすためにペンムのもとへ。
翌日、ミョンウォルはピョクケスの宴(うたげ)に出るが。
第13話 涙のわけ
ミョンウォルの舞はメヒャンの個人指導で瞬く間に上達する。教坊でひとり舞の練習をするミョンウォルを見ていたキム・ジョンハンは、何者かがミョンウォルにケガをさせようと仕掛けたワナに気づき、身を投げ出して助ける。事は重大で処罰に値するが、ミョンウォルは犯人探しはせずに不問に付してほしいと頼む。
ミョンウォルはキム・ジョンハンに助けてもらった礼に、コムンゴを奏でて採譜に協力すると申し出る。演奏を始めたミョンウォルだが、目の前のキム・ジョンハンの姿にウノの面影が重なり手が止まる。
一方ピョクケスは、ミョンウォルと近づき始めたキム・ジョンハンをけん制しながら、なんとかしてミョンウォルを手に入れようと策を練る。
ミョンウォルはいよいよプヨンたちとの練習に入る。だが何度やっても、なぜか周りの妓生(キーセン)たちと呼吸を合わせることができなかった・・・。
第12話 剣の舞
ピョクケスの宴(うたげ)に赴き、いきなり共寝を申し出たミョンウォル。だが部屋で2人きりになると、自分のほうがピョクケスの一夜を買うと玉代を差し出して恥をかかせる。ピョクケスは他言されては面目がつぶれると、口封じのために大量の財宝をミョンウォルに届けさせる。
ミョンウォルに惹(ひ)かれはじめているキム・ジョンハンだが、まだ自分では気づいていなかった。
ミョンウォルが女楽とともに「剣の舞」を披露する日が3か月後に決まる。メヒャンの指導でミョンウォルが見事な舞を舞えれば、ペンムは妓生(キーセン)を辞めさせられることになる。代わりにペンムは、舞が粗末だった場合は女楽の行首(ヘンス)の座を渡すことと、ミョンウォルを官婢(ぴ)にすることを提案し認められる。
ミョンウォルの女楽との初練習の日。5年近くもまったく踊っていなかったミョンウォルの舞はひどいものだった・・・。
第11話 ふたつの面影
ミョンウォルは秀でた才芸で、明国大使の郷楽(ヒャンアク)廃止計画を撤回させることに成功するが、相変わらずペンムへの敵意から決して舞を舞おうとしない。そんな彼女に松都(ソンド)教坊のほかの妓生(キーセン)たちは腹を立てる。一方で女楽の行首(ヘンス)メヒャンは、ミョンウォルを都へ呼びたいと考えるようになる。
キム・ジョンハンはミョンウォルに礼を言おうとするが、素直でない態度に思わず手を上げてしまう。だが、彼女が心の奥に深い悲しみを秘めていることを感じとっていた。王命を受けたキム・ジョンハンは、松都でさまざまな楽曲や舞の採譜に取り掛かり始める。
ミョンウォルはペンムへの復讐(しゅう)のため、ライバルであるメヒャンに「剣の舞」の教えを請い、ペンムを倒せたら女楽の行首の座を譲ってくれと頼む。
同じころ、王族の風流人ピョクケスが、名妓と評判のミョンウォルを手に入れようと松都にやってくる。
第10話 冷たい月
ウノが亡くなり、チニが妓生(キーセン)として生きていく覚悟を決めてから4年。チニは妓生ミョンウォルとして、その美ぼうと優れた詩才、コムンゴの腕前で松都(ソンド)一の妓生として名声をとどろかせていた。だがペンムへの憎しみは消えず、舞は一切舞わなくなっていた。
ウノの命日。酒を飲みながらふらふらと夜の町をさまよっていたミョンウォルは、明け方、そのまま川の中へ入っていき死のうとする。だが、偶然居合わせたキム・ジョンハンに止められる。キム・ジョンハンは優れた両班(ヤンバン)だが、王命で恩師が殺された後、官職を離れて各地を放浪していた。その後キム・ジョンハンは、自殺しようとしたミョンウォルが松都一の妓生だと知り興味を持つ。
郷楽(ヒャンアク)を守りたいという王の言葉に、キム・ジョンハンは再び官服を着ることを決意。さっそく郷楽廃止を強いようとしている明国大使チャンの考えを変えさせようと奔走する。
第9話 雨の別れ
童妓の水揚げのための宴の日が早まったと知ったウノは、急いで都から戻り駆けつける。ウノの父キム判書(パンソ)がチニの水揚げに名乗りをあげ、ためらいながらも髪かざりを差し出すチニ。ウノは思わず飛び出して父を止める。すると、ペンムがすかさず剣を差し出し、童妓を巡って争うのなら相手が誰であれ戦って勝つべきだと告げる。うろたえながらも剣を手にしたウノの姿に、同席していた両班(ヤンバン)たちは、たかが妓生(キーセン)のために父親に刃をむける親不孝ものと口々にウノを非難。こうなるように仕組んでいたチョン・チュクはわざとウノをかばう発言をし、早く剣を置いて立ち去るようウノを諭す。一同の視線が集まるなか、ウノは・・・。
その晩、ヒョングムは悲しむチニに、すぐに逃げ出してウノと駆け落ちするよう説得する。同じころ、オムスは落ち込むウノのもとへ行き、チニと逃げる決心をさせる。
第8話 髪かざり
ウノは法に反するチニとの結婚許可を求める嘆願書を役所のチョン・チュクに手渡す。チョン・チュクはウノを思いとどまらせ、許婚(いいなずけ)である娘のカウンと結婚するよう説得を試みるが、決意は揺るがない。それならばとチョン・チュクはチニを捕らえて殺そうとするが、死による別れはウノの思いを強めるだけで得策ではないとペンムが止める。打つ手はないのかと問うチョン・チュクに、ペンムは・・・。
一方、教坊を去る条件として、ウノの愛を試す勝負に同意したチニ。ウノのことを信じながらも、不安な気持ちを抱えていた。宴(うたげ)の日に向けてけいこに励むチニに、ソムソムは愛のために芸や華やかな暮らしを捨てるなど愚かだと告げる。下男のチャンイとは結ばれぬ運命とあきらめているソムソムは、チニがうらやましかったのだ。そんなソムソムに、チャンイが宴(うたげ)の日のためにと新しい髪かざりをプレゼントする。
第7話 決意
チニは幼いころに自ら選んだ妓生(キーセン)への道をウノのために捨てる覚悟をする。弦を切ったコムンゴをペンムに見せ、妓生を辞めて下働きとして生きていくと告げる。だが、簡単に認めることのできないペンムは条件を出す。宴に参加し、誰かがチニの水揚げをしようと髪飾りを受け取ろうしたとき、ウノがそれを奪い取ったら認めるが、ウノがそれをできなければ妓生として生きろというのだ。気持ちが本気なら、なにがあっても髪飾りを奪うはずだ。同時に、チニが立派な芸を披露すれば、そこまでの価値のある人物だと示せるだろうという。ウノの愛の強さを試す賭けの申し出に、チニの気持ちは揺れる。
そのころウノはチニのために両班の生活を失うことも覚悟し、畑仕事を習い始めていた。賭けの話を聞いて心配になったヒョングムは、ウノの気持ちを確かめようと会いにいく。
一方、都では水揚げの日を迎えたプヨンが、ピョクケスの待つ座敷へ。
第6話 変わらぬ契り
ウノのことを忘れようとしていたチニだったが、永遠の愛を誓った指輪を贈られて気持ちが揺らぐ。ウノはさっそく母にチニとの結婚を認めてもらおうとするが、母は激怒し断固として認めない。両班(ヤンバン)と身分の低い妓生(キーセン)との結婚は法で禁じられているうえ、そんなことをすればウノは両班としての将来をすべて失うことになるのだ。
松都(ソンド)教坊では、都の女楽を決める競演の日が翌月に決定したと発表される。競演には正式な妓生でなければ出られず、チニたち童妓は、先立って行われる宴(うたげ)で水揚げするよう告げられる。水揚げできなければ教坊からも出て行かなければならない。ますます心乱れるチニ。そして下男のチャンイへの思いを秘めたソムソムも心穏やかではなかった。
そのころ都の教坊では、競演での勝利を確実にするために、審査の筆頭を務めるであろう王族の風流人ピョクケスの心をつかもうとプヨンが一計を案じていた。
第5話 許されぬ定め
息子が童妓と会っていると知り激怒したウノの母は教坊へ。チニを見つけると、卑しい身分で息子をたぶらかすな、といきなり平手打ちを食らわせる。あわてたウノは母をなだめようとするが、強く止めることができない。だが、罪人呼ばわりされるようなことをした覚えのないチニはひるまず、ますます腹をたてたウノの母は・・・。
ウノに心を寄せている許婚(いいなずけ)のカウンは、破談になることを恐れてチニを呼び出す。教坊に行かないよう見張られているウノは、なんとかしてチニに会いにいこうとする。
傷つき声を殺して泣くチニを見つけたペンムは、その悲しみを舞に込めろと教える。
そのころ都では、メヒャンが競演にむけて妓生たちに舞の特訓をしていた。しかし、勝利のためには芸の技量だけでは足りないと考える。
夜、ひとりでコムンゴを弾くチニのところへ、珍しくソムソムが一緒に練習をするとやってくる。ソムソムもまた切ない気持ちを抱えていた。
第4話 初恋
ウノの恋煩いを察した下男トクパルの手引きと、チニの友人ケトンの協力で、ウノに引き合わされたチニ。思いを込めたウノの詩に心を打たれ、川辺で楽しい時間を過ごす。
全国の教坊に、器量と技芸を兼ね備えた若い童妓を都の女楽として献上するようお達しが出る。松都(ソンド)教坊一番の童妓といえばチニだ。行首(ヘンス)ペンムは、悩んだあげくチニを連れて都へと旅立つ。
王宮の前でペンムはチニに、芸を磨きあげて女楽となり王宮の敷居をまたげと告げる。いよいよ献上という場で、ペンムは地方の才能ある童妓を献上するのは不当だと申し出る。平等に優秀な妓生を育てるため、全国の教坊を競わせて最高と認められた教坊が女楽を司ることを提案し受け入れられる。女楽の行首メヒャンは敵意をむき出しにする。
チニが献上されるかもしれないと聞いて気が気ではなかったウノは、戻ったチニに心を弾ませて会いに行く。だがチニは、けいこがあるからとつれない態度をとる。
第3話 まごころ
両班(ヤンバン)の少年ウノは、一度目にしただけのチニのことが頭から離れなくなる。ウノが松都(ソンド)教坊の外をうろうろしていると、チニが風に飛ばされた絵を取りに出てくる。一瞬の再会だったが、名前も知ることができ、ウノの顔が思わずほころぶ。
早く一人前の妓生(キーセン)になりたいチニは恋などには興味がなかった。なかなか舞や楽器を教えてもらえないのが歯がゆいチニは、なにかとペンムに盾つき、罰を受けてばかり。いよいよ舞のけいこが始まると、ペンムはチニの才能を確信し、あえて厳しく指導する。ある日、「舞は足の裏で踊るもの」と教わったチニは、なんとかして足の感覚を習得しようと、旅回りの芸人たちに綱渡りを教えてくれと頼む。いくら断ってもねばるチニに、芸人の頭はあきらめさせるつもりで、1か月半後の大きな市の日に人前で披露できるなら教えると条件を出す。一旦こうと決めたらやり通すチニは、もちろん同意する。
第2話 キーセンへの道
チニは舞を習いたいという意志を曲げず、寺で何日も抗議の絶食をし、閉じ込められていた部屋を抜け出すと、やつれた姿で松都(ソンド)教坊に現れる。情熱と才能を持ったチニを手に入れたいと願っていたペンムは、喜んで手を差し出す。チニを妓生(キーセン)にさせまいと反抗し、刑罰を受けていたチニの母ヒョングムは必死にチニを止める。ペンムはチニに彼女が母親だと告げる。ヒョングムは世襲制の法に抵抗するため、自分の子どもではないと訴えるが、チニはやっと会えた母に拒絶されたと思い傷つく。
その夜、眠れぬチニが楽器の音に誘われて行くと、ヒョングムが信頼する楽士オムスがいた。オムスはチニに両親の話をしてやる。
ペンムのおかげで放免されたヒョングムは、チニを逃がそうと童妓たちの部屋へ行く。布団の中で泣いていたチニは、ヒョングムの手をつかみ「捨てないで、お母さん」と請う。
やがて月日が過ぎ、チニは美しい娘に成長する。
第1話 三千拝の願い
松都(ソンド)の寺で母を知らずに育った少女チニ。なんとか母を捜したいが自由に外出もできないチニは、たく鉢に連れて行ってもらうために三千拝という苦行をやり遂げる。だが、母の香りと赤いチマというわずかな記憶では見つけられず落胆する。その帰り道、チニは偶然目にした妓生(キーセン)たちの舞の美しさに一瞬で心を奪われてしまう。
松都の教坊では、行首(ヘンス)のペンムが頭を悩ませていた。目は不自由だがカヤグムの名手ヒョングムが、また教坊を去ることを申し出たのだ。さらに、宮中に仕える女楽の行首であるライバルのメヒャンに、担当する宴席の場を奪われてしまう。女楽の華やかな舞の目玉は、幼い童妓プヨンだった。女楽の行首の座を密かに狙うペンムは、才能ある童妓が必要だと焦る。
チニはいくら住職に怒られても、妓生の舞が忘れられない。もう一度見たいとこっそり寺を抜け出したチニは、松都教坊の妓生募集の張り紙を見つける。
6か月後に女楽の行首(ヘンス)の座を賭けて競演することになったミョンウォルとプヨン。メヒャンは2人それぞれが思う最高の舞を披露するよう命じていた。プヨンはさまざまな舞を習って新たな舞を作りだそうと各地の教坊を回る。
一方、万人に感銘を与えられる舞こそが最高の舞だと考えたミョンウォルは、庶民の集まる市場で舞を披露する。すぐに人だかりができるが、通りがかった高名な学者ソ・ギョンドクに、見るに値しないとののしられてしまう。教坊に戻ってあることに気づいたミョンウォルは、地味な服装で再び市場へ出かけ、仮面で顔を隠して舞ってみる。すると、今度は誰も見向きもせず、ミョンウォルはぼう然とする。化粧や豪華な衣装がなくとも多くの人の心を打つ真の舞い手になることを望むミョンウォルは、「競演までには必ず戻る」と手紙を残して教坊から姿を消す。
家で降る雨を眺めていたソ・ギョンドクの前に、ミョンウォルが現れる。
第23話 「天下の名妓」
ミョンウォルをあきらめきれずに、彼女の冷たい態度に傷つき苦しむキム・ジョンハン。ミョンウォルが2人の子どもを身ごもっていることを隠していたと知って、我慢できずに彼女のもとへ。寺から出てきたミョンウォルを見つけると、腕をつかんで「妓夫(ぎふ)になればよいのか」と詰め寄る。ところがキム・ジョンハンの手を振り払おうとしたミョンウォルが、その弾みで階段から転げ落ちてしまう。キム・ジョンハンはあわててミョンウォルを教坊へ運ぶが・・・。
タンシムは我が子に遠くからでも父の顔を見せてやりたいと考え、トクパルに案内を頼んでピョクケスの屋敷へ向かう。
女楽の妓生(キーセン)としてさらに名声が上がったミョンウォルは、王や両班(ヤンバン)たちの宴(うたげ)にひっぱりだこの忙しい日々を送っていた。一方、そんな状況にプヨンはミョンウォルと競争する意欲も消え、荒れていくばかり。童妓の指導もせずに酒で気を紛らわせていた。
第22話 「命のゆくえ」
キム・ジョンハンの処刑の日。王はキム・ジョンハンが孤独な死を遂げるよう、同日に盛大な宴(うたげ)を開催し、誰も刑場にいかないようにしていた。ミョンウォルは捕まるのを承知のうえで、妓生(キーセン)として宴(うたげ)で舞いながら死にたいと願い入れ、メヒャンは自分の死も覚悟で承諾する。
宴(うたげ)が始まろうとするころ、王の心は乱れていた。キム・ジョンハンを信頼していた王は、罪を許して再登用する機会も与えたのに、彼は妓生であるミョンウォルを守ることを選んだのだ。王がキム・ジョンハンに辛い死の場を与えたのは、彼を失いたくないという強い思いを裏切られたがためだった。そんな王の気持ちを察し、ピョクケスは宴(うたげ)の中止を勧めるが、王は聞き入れずに宴(うたげ)は決行される。やがて妓生たちの舞が始まり、ミョンウォルが王の前に姿を現す・・・。
一方、刑場ではキム・ジョンハンの刑が執行されようとしていた。
第21話 「裁かれる愛」
隠れ家で兵が待ち構えていると知ったキム・ジョンハンは、なにも知らずに家に帰ってきたミョンウォルを守るため、自ら姿を現し兵に捕らえられる。それに気づいたミョンウォルはキム・ジョンハンのもとへ駆け寄ろうとするが、どこからともなく現れたムミョンが止め、林に隠れさせる。それを見届けたキム・ジョンハンは連行されていく。
キム・ジョンハンが内緒で作らせていたコムンゴを受け取ったミョンウォル。当然死罪になるであろう彼と一緒に死ぬため都に行くと、ムミョンの止める言葉にも耳を貸さない。都についたミョンウォルはムミョンに頼んで身を隠す場所を用意してもらう。死ぬ前に、キム・ジョンハンだけでも救う方法を考えようと思い直していた。
キム・ジョンハンを捕らえたと聞いた王は、自分を裏切った部下に自ら死で償わせてやると、すぐに詮(せん)議の場を設けるよう命じる。
第20話 「隠れ里」
ペンムの死を受け入れられずに廃人同然となったミョンウォルが、師匠の後を追って崖(がけ)から身を投げようとしたところを救ったキム・ジョンハン。ミョンウォルを癒やしてやりたいと、2人で松都(ソンド)から姿を消して3年が経つ。
松都教坊ではチュソンが行首(ヘンス)、エンムが教育係になり、母ヒョングムはミョンウォルが愛する人と幸せに暮らしていることを願っていた。しかし、執念深くずっと2人の行方を追っているピョクケスは、必ずや捕まえて重罰に処すと決めていた。そして王もまた、信頼できる唯一の部下だったキム・ジョンハンの裏切りに心を痛め、彼を許せずにいる。
ミョンウォルとキム・ジョンハンは、山間のある小さな村でひっそりと暮らしていた。貧しくとも穏やかなふたりの生活に満足するキム・ジョンハン。ミョンウォルも今のままで幸せだと言うが、心の奥から湧き上ってくる芸への情熱を捨てきれずにいた。
第19話 「途切れた心」
ミョンウォルとプヨンが王の前で舞を披露する日がやってくる。メヒャンは2人のうち、王が選んだ方に女楽の行首(ヘンス)の座を譲ると宣言する。だが、松都(ソンド)教坊の先輩妓生(キーセン)チュソンは、いまだにペンムの死から立ち直れずにいるミョンウォルを宴(うたげ)に出しても大丈夫か心配する。クムチュンは亡きペンムのためにも最高の舞で女楽の行首になれとミョンウォルを励ます。
王宮の敷居の前にやってきたミョンウォルは、かつて同じ場所でペンムから言われた言葉を思い出し、動けなくなってしまう。そんな彼女に気づいたメヒャンが声をかける。
宴(うたげ)が始まり、まずはプヨンが鳴鼓舞(ミョンゴム)を披露。だが踊りだした彼女の舞は、メヒャンの鳴鼓舞の舞譜とは違っていた。当然メヒャンもすぐにそのことに気づく。続いて今度はミョンウォルの「鶴の舞」の番になるが・・・。
第18話 「空白の舞譜(まいふ)」
王の許可まで得たのにミョンウォルを側室にすることに失敗しておもしろくないピョクケスは、妓生(キーセン)たちの舞を途中で止めて酌をさせる。大切な舞を侮辱されたペンムは、怒りを抑えきれずにピョクケスの卓をひっくり返してしまい、その場で捕らえられ投獄される。
ペンムは生涯を捧げた舞をミョンウォルに否定され、共に舞を作ることさえ拒絶された後で、冷静ではいられなくなっていたのだ。日ごろから感情をあらわにするのは妓生失格だと弟子たちに言い聞かせてきたペンムは、自ら教えに背いたことを恥じ、処罰を受ける覚悟を決める。
ヒョングムはペンムを救うためにメヒャンの力を借りようと都へ使いを出す。妓生たちは次々とピョクケスに哀願に行くが効果はない。タンシムも意を決して、彼の子を宿していることを告げるが、自分の子という証拠はないと冷たく追い返される。そして今度はミョンウォルがピョクケスのもとに現れる・・・。
第17話 愛の調べ
キム・ジョンハンへの思いを断ち切るために妓夫を持つ決意をしたミョンウォル。相手に選ばれたムミョンは、ミョンウォルの胸の内を見抜き、自らを傷つけるために自分を利用するなと彼女を突き放す。
ミョンウォルはペンムと「鶴の舞」の練習を始めるが、気持ちが乱れて舞に集中できない。一方、都ではプヨンがメヒャンに「鳴鼓舞(ミョンゴム:太鼓の舞)」を習い始める。
タンシムに思いを寄せるトクパルは妓夫になると申し出るが、タンシムは好きな人の子を宿しているから妓夫は必要ないのだと告げる。
ミョンウォルは両班(ヤンバン)たちの宴(うたげ)に呼ばれ、オムスと一緒に演奏を始める。すると客のひとりが、ミョンウォルの顔に見覚えがあると言い出す。
都のプヨンはピョクケスに、彼がミョンウォルを手に入れられるよう、自分が松都(ソンド)に行ってキム・ジョンハンの心を奪うと約束する。もちろんプヨンは見返りを求めていた
第16話 「愛の調べ」
キム・ジョンハンへの思いを断ち切るために妓夫を持つ決意をしたミョンウォル。相手に選ばれたムミョンは、ミョンウォルの胸の内を見抜き、自らを傷つけるために自分を利用するなと彼女を突き放す。
ミョンウォルはペンムと「鶴の舞」の練習を始めるが、気持ちが乱れて舞に集中できない。一方、都ではプヨンがメヒャンに「鳴鼓舞(ミョンゴム:太鼓の舞)」を習い始める。
タンシムに思いを寄せるトクパルは妓夫になると申し出るが、タンシムは好きな人の子を宿しているから妓夫は必要ないのだと告げる。
ミョンウォルは両班(ヤンバン)たちの宴(うたげ)に呼ばれ、オムスと一緒に演奏を始める。すると客のひとりが、ミョンウォルの顔に見覚えがあると言い出す。
都のプヨンはピョクケスに、彼がミョンウォルを手に入れられるよう、自分が松都(ソンド)に行ってキム・ジョンハンの心を奪うと約束する。もちろんプヨンは見返りを求めていた。
※韓国の言葉では語頭にくる音は濁音にしないという約束ごとがあります
(例:フルネームは「ファン・ジニ」→名前のみ呼ぶときは「チニ」)。当HP上では発音に準じて表記いたします。
第15話 渡し舟
ミョンウォルの心を奪う方法を彼女の母ヒョングムから教わり実行したピョクケス。偶然を装ってミョンウォルにコムンゴの演奏を聞かせた後、気高い雰囲気で馬に乗ってその場を去ろうとする。だが予想に反し、追ってくるどころか帰ろうとするミョンウォルにあわてたピョクケスは・・・。
キム・ジョンハンは、ミョンウォルにかなわぬ夢を見させないでくれというペンムの言葉に納得し、ミョンウォルのことを忘れるために松都(ソンド)を離れることに。キム・ジョンハンが都へたったと知ったミョンウォルは、ひとり馬を駆って後を追う。途中でピョクケスの手下に連れ去られそうになるが、駆けつけたムミョンに助けられ、ミョンウォルは川の渡し場に到着する。だがキム・ジョンハンの乗った舟はすでに岸を離れていた。
ピョクケスがミョンウォルを傷つけようとしたと知ったペンムは、ピョクケスの屋敷へ乗り込んでいく。一方、タンシムは気分が優れずにいた。
第14話 偽りの音色
ミョンウォルはペンムとの勝負を賭け、「剣の舞」をプヨンたち女楽と披露する。ところがプヨンたちが突然途中でミョンウォルを残して舞を終えてしまう。ぼう然とするミョンウォルだが、すぐにひとりで舞い始め、キム・ジョンハンの姿を前に、ウノの前で舞ったときの気持ちを思い出していく。見事な舞に皆が賞賛するが、キム・ジョンハンは違っていた。群舞で競うはずの場を、争いの場に変えてしまった妓生(キーセン)たちの罪をとがめ、宴(うたげ)を中止する。さっそく裁きの場に呼び出されるミョンウォル、プヨン、ペンム、メヒャンの4人。だがプヨンは、ミョンウォルがひとりで注目を浴びるために、前日の舞の変更に従わなかったのだとウソをつく。
その夜ミョンウォルは、キム・ジョンハンがウノのことを知っていたのはペンムが話したからだとプヨンに聞かされ、問いただすためにペンムのもとへ。
翌日、ミョンウォルはピョクケスの宴(うたげ)に出るが。
第13話 涙のわけ
ミョンウォルの舞はメヒャンの個人指導で瞬く間に上達する。教坊でひとり舞の練習をするミョンウォルを見ていたキム・ジョンハンは、何者かがミョンウォルにケガをさせようと仕掛けたワナに気づき、身を投げ出して助ける。事は重大で処罰に値するが、ミョンウォルは犯人探しはせずに不問に付してほしいと頼む。
ミョンウォルはキム・ジョンハンに助けてもらった礼に、コムンゴを奏でて採譜に協力すると申し出る。演奏を始めたミョンウォルだが、目の前のキム・ジョンハンの姿にウノの面影が重なり手が止まる。
一方ピョクケスは、ミョンウォルと近づき始めたキム・ジョンハンをけん制しながら、なんとかしてミョンウォルを手に入れようと策を練る。
ミョンウォルはいよいよプヨンたちとの練習に入る。だが何度やっても、なぜか周りの妓生(キーセン)たちと呼吸を合わせることができなかった・・・。
第12話 剣の舞
ピョクケスの宴(うたげ)に赴き、いきなり共寝を申し出たミョンウォル。だが部屋で2人きりになると、自分のほうがピョクケスの一夜を買うと玉代を差し出して恥をかかせる。ピョクケスは他言されては面目がつぶれると、口封じのために大量の財宝をミョンウォルに届けさせる。
ミョンウォルに惹(ひ)かれはじめているキム・ジョンハンだが、まだ自分では気づいていなかった。
ミョンウォルが女楽とともに「剣の舞」を披露する日が3か月後に決まる。メヒャンの指導でミョンウォルが見事な舞を舞えれば、ペンムは妓生(キーセン)を辞めさせられることになる。代わりにペンムは、舞が粗末だった場合は女楽の行首(ヘンス)の座を渡すことと、ミョンウォルを官婢(ぴ)にすることを提案し認められる。
ミョンウォルの女楽との初練習の日。5年近くもまったく踊っていなかったミョンウォルの舞はひどいものだった・・・。
第11話 ふたつの面影
ミョンウォルは秀でた才芸で、明国大使の郷楽(ヒャンアク)廃止計画を撤回させることに成功するが、相変わらずペンムへの敵意から決して舞を舞おうとしない。そんな彼女に松都(ソンド)教坊のほかの妓生(キーセン)たちは腹を立てる。一方で女楽の行首(ヘンス)メヒャンは、ミョンウォルを都へ呼びたいと考えるようになる。
キム・ジョンハンはミョンウォルに礼を言おうとするが、素直でない態度に思わず手を上げてしまう。だが、彼女が心の奥に深い悲しみを秘めていることを感じとっていた。王命を受けたキム・ジョンハンは、松都でさまざまな楽曲や舞の採譜に取り掛かり始める。
ミョンウォルはペンムへの復讐(しゅう)のため、ライバルであるメヒャンに「剣の舞」の教えを請い、ペンムを倒せたら女楽の行首の座を譲ってくれと頼む。
同じころ、王族の風流人ピョクケスが、名妓と評判のミョンウォルを手に入れようと松都にやってくる。
第10話 冷たい月
ウノが亡くなり、チニが妓生(キーセン)として生きていく覚悟を決めてから4年。チニは妓生ミョンウォルとして、その美ぼうと優れた詩才、コムンゴの腕前で松都(ソンド)一の妓生として名声をとどろかせていた。だがペンムへの憎しみは消えず、舞は一切舞わなくなっていた。
ウノの命日。酒を飲みながらふらふらと夜の町をさまよっていたミョンウォルは、明け方、そのまま川の中へ入っていき死のうとする。だが、偶然居合わせたキム・ジョンハンに止められる。キム・ジョンハンは優れた両班(ヤンバン)だが、王命で恩師が殺された後、官職を離れて各地を放浪していた。その後キム・ジョンハンは、自殺しようとしたミョンウォルが松都一の妓生だと知り興味を持つ。
郷楽(ヒャンアク)を守りたいという王の言葉に、キム・ジョンハンは再び官服を着ることを決意。さっそく郷楽廃止を強いようとしている明国大使チャンの考えを変えさせようと奔走する。
第9話 雨の別れ
童妓の水揚げのための宴の日が早まったと知ったウノは、急いで都から戻り駆けつける。ウノの父キム判書(パンソ)がチニの水揚げに名乗りをあげ、ためらいながらも髪かざりを差し出すチニ。ウノは思わず飛び出して父を止める。すると、ペンムがすかさず剣を差し出し、童妓を巡って争うのなら相手が誰であれ戦って勝つべきだと告げる。うろたえながらも剣を手にしたウノの姿に、同席していた両班(ヤンバン)たちは、たかが妓生(キーセン)のために父親に刃をむける親不孝ものと口々にウノを非難。こうなるように仕組んでいたチョン・チュクはわざとウノをかばう発言をし、早く剣を置いて立ち去るようウノを諭す。一同の視線が集まるなか、ウノは・・・。
その晩、ヒョングムは悲しむチニに、すぐに逃げ出してウノと駆け落ちするよう説得する。同じころ、オムスは落ち込むウノのもとへ行き、チニと逃げる決心をさせる。
第8話 髪かざり
ウノは法に反するチニとの結婚許可を求める嘆願書を役所のチョン・チュクに手渡す。チョン・チュクはウノを思いとどまらせ、許婚(いいなずけ)である娘のカウンと結婚するよう説得を試みるが、決意は揺るがない。それならばとチョン・チュクはチニを捕らえて殺そうとするが、死による別れはウノの思いを強めるだけで得策ではないとペンムが止める。打つ手はないのかと問うチョン・チュクに、ペンムは・・・。
一方、教坊を去る条件として、ウノの愛を試す勝負に同意したチニ。ウノのことを信じながらも、不安な気持ちを抱えていた。宴(うたげ)の日に向けてけいこに励むチニに、ソムソムは愛のために芸や華やかな暮らしを捨てるなど愚かだと告げる。下男のチャンイとは結ばれぬ運命とあきらめているソムソムは、チニがうらやましかったのだ。そんなソムソムに、チャンイが宴(うたげ)の日のためにと新しい髪かざりをプレゼントする。
第7話 決意
チニは幼いころに自ら選んだ妓生(キーセン)への道をウノのために捨てる覚悟をする。弦を切ったコムンゴをペンムに見せ、妓生を辞めて下働きとして生きていくと告げる。だが、簡単に認めることのできないペンムは条件を出す。宴に参加し、誰かがチニの水揚げをしようと髪飾りを受け取ろうしたとき、ウノがそれを奪い取ったら認めるが、ウノがそれをできなければ妓生として生きろというのだ。気持ちが本気なら、なにがあっても髪飾りを奪うはずだ。同時に、チニが立派な芸を披露すれば、そこまでの価値のある人物だと示せるだろうという。ウノの愛の強さを試す賭けの申し出に、チニの気持ちは揺れる。
そのころウノはチニのために両班の生活を失うことも覚悟し、畑仕事を習い始めていた。賭けの話を聞いて心配になったヒョングムは、ウノの気持ちを確かめようと会いにいく。
一方、都では水揚げの日を迎えたプヨンが、ピョクケスの待つ座敷へ。
第6話 変わらぬ契り
ウノのことを忘れようとしていたチニだったが、永遠の愛を誓った指輪を贈られて気持ちが揺らぐ。ウノはさっそく母にチニとの結婚を認めてもらおうとするが、母は激怒し断固として認めない。両班(ヤンバン)と身分の低い妓生(キーセン)との結婚は法で禁じられているうえ、そんなことをすればウノは両班としての将来をすべて失うことになるのだ。
松都(ソンド)教坊では、都の女楽を決める競演の日が翌月に決定したと発表される。競演には正式な妓生でなければ出られず、チニたち童妓は、先立って行われる宴(うたげ)で水揚げするよう告げられる。水揚げできなければ教坊からも出て行かなければならない。ますます心乱れるチニ。そして下男のチャンイへの思いを秘めたソムソムも心穏やかではなかった。
そのころ都の教坊では、競演での勝利を確実にするために、審査の筆頭を務めるであろう王族の風流人ピョクケスの心をつかもうとプヨンが一計を案じていた。
第5話 許されぬ定め
息子が童妓と会っていると知り激怒したウノの母は教坊へ。チニを見つけると、卑しい身分で息子をたぶらかすな、といきなり平手打ちを食らわせる。あわてたウノは母をなだめようとするが、強く止めることができない。だが、罪人呼ばわりされるようなことをした覚えのないチニはひるまず、ますます腹をたてたウノの母は・・・。
ウノに心を寄せている許婚(いいなずけ)のカウンは、破談になることを恐れてチニを呼び出す。教坊に行かないよう見張られているウノは、なんとかしてチニに会いにいこうとする。
傷つき声を殺して泣くチニを見つけたペンムは、その悲しみを舞に込めろと教える。
そのころ都では、メヒャンが競演にむけて妓生たちに舞の特訓をしていた。しかし、勝利のためには芸の技量だけでは足りないと考える。
夜、ひとりでコムンゴを弾くチニのところへ、珍しくソムソムが一緒に練習をするとやってくる。ソムソムもまた切ない気持ちを抱えていた。
第4話 初恋
ウノの恋煩いを察した下男トクパルの手引きと、チニの友人ケトンの協力で、ウノに引き合わされたチニ。思いを込めたウノの詩に心を打たれ、川辺で楽しい時間を過ごす。
全国の教坊に、器量と技芸を兼ね備えた若い童妓を都の女楽として献上するようお達しが出る。松都(ソンド)教坊一番の童妓といえばチニだ。行首(ヘンス)ペンムは、悩んだあげくチニを連れて都へと旅立つ。
王宮の前でペンムはチニに、芸を磨きあげて女楽となり王宮の敷居をまたげと告げる。いよいよ献上という場で、ペンムは地方の才能ある童妓を献上するのは不当だと申し出る。平等に優秀な妓生を育てるため、全国の教坊を競わせて最高と認められた教坊が女楽を司ることを提案し受け入れられる。女楽の行首メヒャンは敵意をむき出しにする。
チニが献上されるかもしれないと聞いて気が気ではなかったウノは、戻ったチニに心を弾ませて会いに行く。だがチニは、けいこがあるからとつれない態度をとる。
第3話 まごころ
両班(ヤンバン)の少年ウノは、一度目にしただけのチニのことが頭から離れなくなる。ウノが松都(ソンド)教坊の外をうろうろしていると、チニが風に飛ばされた絵を取りに出てくる。一瞬の再会だったが、名前も知ることができ、ウノの顔が思わずほころぶ。
早く一人前の妓生(キーセン)になりたいチニは恋などには興味がなかった。なかなか舞や楽器を教えてもらえないのが歯がゆいチニは、なにかとペンムに盾つき、罰を受けてばかり。いよいよ舞のけいこが始まると、ペンムはチニの才能を確信し、あえて厳しく指導する。ある日、「舞は足の裏で踊るもの」と教わったチニは、なんとかして足の感覚を習得しようと、旅回りの芸人たちに綱渡りを教えてくれと頼む。いくら断ってもねばるチニに、芸人の頭はあきらめさせるつもりで、1か月半後の大きな市の日に人前で披露できるなら教えると条件を出す。一旦こうと決めたらやり通すチニは、もちろん同意する。
第2話 キーセンへの道
チニは舞を習いたいという意志を曲げず、寺で何日も抗議の絶食をし、閉じ込められていた部屋を抜け出すと、やつれた姿で松都(ソンド)教坊に現れる。情熱と才能を持ったチニを手に入れたいと願っていたペンムは、喜んで手を差し出す。チニを妓生(キーセン)にさせまいと反抗し、刑罰を受けていたチニの母ヒョングムは必死にチニを止める。ペンムはチニに彼女が母親だと告げる。ヒョングムは世襲制の法に抵抗するため、自分の子どもではないと訴えるが、チニはやっと会えた母に拒絶されたと思い傷つく。
その夜、眠れぬチニが楽器の音に誘われて行くと、ヒョングムが信頼する楽士オムスがいた。オムスはチニに両親の話をしてやる。
ペンムのおかげで放免されたヒョングムは、チニを逃がそうと童妓たちの部屋へ行く。布団の中で泣いていたチニは、ヒョングムの手をつかみ「捨てないで、お母さん」と請う。
やがて月日が過ぎ、チニは美しい娘に成長する。
第1話 三千拝の願い
松都(ソンド)の寺で母を知らずに育った少女チニ。なんとか母を捜したいが自由に外出もできないチニは、たく鉢に連れて行ってもらうために三千拝という苦行をやり遂げる。だが、母の香りと赤いチマというわずかな記憶では見つけられず落胆する。その帰り道、チニは偶然目にした妓生(キーセン)たちの舞の美しさに一瞬で心を奪われてしまう。
松都の教坊では、行首(ヘンス)のペンムが頭を悩ませていた。目は不自由だがカヤグムの名手ヒョングムが、また教坊を去ることを申し出たのだ。さらに、宮中に仕える女楽の行首であるライバルのメヒャンに、担当する宴席の場を奪われてしまう。女楽の華やかな舞の目玉は、幼い童妓プヨンだった。女楽の行首の座を密かに狙うペンムは、才能ある童妓が必要だと焦る。
チニはいくら住職に怒られても、妓生の舞が忘れられない。もう一度見たいとこっそり寺を抜け出したチニは、松都教坊の妓生募集の張り紙を見つける。
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